東京商工リサーチ佐賀支店がまとめた佐賀県内の10月の倒産件数(負債額1千万円以上)は、今年最多の7件(前年同月比3件増)で、負債総額は同8億6200万円増の10億7600万円だった。新型コロナウイルスの関連倒産は月別で最多となる5件が発生した。

 件数、負債総額ともに2カ月連続で前年同月を上回った。サービス業他が5件、運輸業、小売業がそれぞれ1件ずつで、原因は販売不振が5件、既往のしわ寄せ(赤字累積)が2件。形態別では破産が5件で、特別精算、銀行取引停止がそれぞれ1件ずつだった。

 倒産件数が7件に及んだのは1年10カ月ぶり。負債総額が2カ月連続で10億円を超えたのは2014年5~6月以来となった。

 新型コロナは「第3波」の様相が日増しに強まっている。同支店の担当者は「資金繰り支援の効果が薄れて小規模企業からは息切れ感が出始めている」と指摘。年末年始にかけて倒産や廃業が増える可能性もあるとしている。(中島佑子)

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