新酒の出来を確かめる七田謙介社長(左)ら=小城市の天山酒造

新酒の出来を確かめる七田謙介社長(右)ら=小城市の天山酒造

 小城市小城町の天山酒造で20日、富士町産の新米「日本晴」で仕込んだ日本酒の初しぼりがあり、関係者で新酒の出来を確かめた。七田謙介社長(49)は「米の状態が心配だったが、今年もいいお酒ができた」と語った。

 同酒造は新型コロナウイルスの影響を受け、4、5月は売り上げが前年同期比50%減と厳しい状況だったが、今年9月の決算では同15%減まで持ち直したという。

 今シーズンの無事などを願う神事には、杜氏(とうじ)や米の生産者ら5人が参加。近くの天山神社の泉靖雄宮司(87)によるおはらいの後、皆で試飲した。

 今年は梅雨の長期化やトビイロウンカの被害で原料となる米の収穫量が少なく、大きさや形状も「理想の状態ではなかった」ものの、杜氏の後藤潤さん(54)は「蔵人皆で話し合い、工夫しながら手を加えた。今年の米に合った作り方ができた」と振り返る。すっきりとした味わいで華やかな香りも楽しめる同酒「天山しぼりたて」は720ミリリットル入りで1180円、12月3日から店頭販売する。(志波知佳)

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