伊万里市への進出協定を結んだアフロシーの上田一雄社長(左)と深浦弘信市長=市役所

 東京都のIT会社「アフロシー」(上田一雄社長)が伊万里市に支店を置くことになり、24日に市と進出協定を結んだ。市が企業誘致のため一部を借り上げた立花町のオフィスビルに開設する予定で、これにより借り上げ部分9室全ての入居企業が決まった。

 市は2018年4月、若者の雇用の受け皿となるIT企業を誘致するため、新築のオフィスビルの9室を15年間借り上げた。佐賀県が立案した「さが創生オフィススペース創出事業」を活用した取り組みで、入居がなく賃料を得られない場合、県が賃料の半額を市に補助する。

 市が借り上げた当時、入居企業は1社も見つかっていなかったが、県と連携して誘致活動に取り組み、19年2月に最初の入居があった。現在は6室に4社が入居し、来年夏までに全9室が6社によって埋まる見込み。市によると、空室により発生した市と県の負担額は11月末現在、ともに約1854万円に上る。

 今回進出するアフロシーは来年1月に入居する予定。12年の設立で企業のシステム開発などを手掛け、地元から6年間で15人を正社員採用する計画を立てている。

 市役所であった締結式で深浦弘信市長は「ビルに新しい産業の光がともった。市の中核産業として発展していくよう、今後も支援していきたい」と話した。(青木宏文)

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