教科「日本語」の交流授業として開かれた句会で、優秀作を拍手でたたえる児童、生徒たち=鳥栖市の基里中

 鳥栖市が取り組む小中一貫教育の研究発表会が同市の基里小と基里中で開かれ、市内の学校関係者ら約120人が参加した。小中一貫教育の柱と位置付ける教科「日本語」では、児童と生徒が俳句の鑑賞会(句会)を開く「交流授業」を行ったほか、小中学校の教師が互いの授業の指導に入る「乗り入れ授業」などを行った。

 鳥栖市の小中一貫教育は学校が同一敷地にない「施設分離型」で、基里中校区は2010年度から、他の校区は12年度から実施。小中学校が目標を共有しつつ互いの良い部分を認め合い、中1ギャップをなくすための情報共有などを進めている。日本語は市独自の教科として15年度から全小中学校で導入している。

 句会は小学6年生と中学2年生が、それぞれの句を体育館に張り出して選句。選者は選んだ理由を発表し、上位に選ばれた作者は作品解説した。参加児童は「中学生の作品には普段使わない言葉もあり、いろんな表現の仕方があると思った」と気付きを発表した。

 小学3年生が行った日本語の方言の授業では、佐賀の「がばいやーらしか(とてもかわいい)」は鹿児島で「わっぜぇもぜか」、長崎で「やっちゃみぞか」、大分で「しんけんえーらしい」と学習。指導教師は「使うと笑い顔になるね」と方言が持つ独自の温かみを伝えた。(樋渡光憲)

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