研究成果を発表する井上さん=佐賀大附属中学校

 先日、佐賀大附属中学校で卒業研究発表会が行われました。卒業研究とは、毎年3年生が自ら決めたテーマに基づき資料を集め、専門家への取材などを通して自分なりの解決策を模索し、研究内容を全校に発表する取り組みです。近年は「SDGs」と関連付け、テーマを立てています。 
 私は医療分野に興味があるため、「すべての人に健康と福祉を」という「SDGs」目標に対し、研究テーマを「医療貧困国も平等に高度な措置を受けられる医療を築くためには」と設定しました。
 テーマ解決のアプローチとして、現在の日本や欧米諸国などの医療先進国とサハラ以南のアフリカの医療貧困国の医療格差をユニセフの5歳未満の幼児死亡率やWHOの医療従事者数など多角的視点で調べ、先進国の医療制度を分析。医療貧困国が取り組むべき医療制度を医療先進国の保険制度などを参考に提言しました。各国の医療制度を調べていると「医療先進国」というカテゴリーの中でも相違点が多く、興味深かったです。
 私たちは今回の卒業研究発表会を通して、「SDGs」目標達成のために何ができるかを真剣に考え、共有することができました。まずは今の社会問題に目を背けず、現実を知ること。たったそれだけの行動でも世界の見え方は変わってくると思います。
 全ての人が幸せに過ごすために、中学生の私たちができることもあるのではないでしょうか。【佐賀大附属中3年・井上結月(いのうえ・ゆづき)】

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