トヨタ紡織九州-大崎電気 前半、相手のシュートを阻もうとするトヨタ紡織九州のPV岡松正剛(右から2人目)=埼玉県の富士見市立市民総合体育館

 高い攻撃力を誇る相手の勢いにのみ込まれた。トヨタ紡織九州レッドトルネードは、昨季王者の大崎電気に21-34と完敗。上位進出のためには絶対に負けられない大一番で、苦い現実を突きつけられた。金明恵(キム・ミョンへ)監督は「自滅ばかりで、一度もリズムをつかめなかった」と悔しさをにじませた。

 前半の立ち上がりから攻守にミスが目立った。得意の速攻を狙ったロングパスをカットされ、逆に何度も速攻を浴びた。後半も3度あった相手の2分間退場の時間で連続得点が奪えず、シュート成功率は相手の7割超に対し、トヨタ紡織九州は5割を切った。前回対戦では粘り強い戦いで引き分けに持ち込んだが、最後まで見せ場をつくれず、ずるずるとリードを広げられた。

 リーグ後半戦の初戦を勝利で飾れなかったが、攻撃の司令塔となるCBを新人の大橋要が担い、2年目のRB三重樹弥は現在チーム最多の44得点を挙げるなど、若手が着実に経験を積んでいる。三重は「けが人が多い状況でも自分の果たすべき役割を考え、エースと呼ばれるように点を決めていきたい」と気持ちを新たにした。(井手一希)

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