決勝・嬉野-昭栄 6回裏昭栄、三塁打を放った久保聡汰が味方の犠飛で生還し、2-0とリードを広げる=佐賀市のみどりの森県営球場

 七回2死走者なし。最後の打者を三振に抑え込むと、昭栄の久保聡汰はマウンドで仲間と喜びを分かち合った。頼れる主将が投打で存在感を発揮し、チームを8年ぶり2度目の優勝に導いた。

 1点リードの五回途中から3番手として救援し、2死三塁のピンチを断ち切ると、打撃でも貴重な一打を放った。

 六回、先頭打者として打席に立った。約1カ月前からバッティングに力みがあり、思うような結果が出ていなかった。「7割の力で打て」という監督の指示を意識。肩の力を抜いて狙い通りに打球を中堅へ運び、追加点のきっかけとなる三塁打を放った。

 腰を痛めた影響で、市の新人大会には出られなかった。優勝に貢献してMVPにも選ばれ、「少しは恩を返せたかな」とほっとした表情を見せた。

 チームは今大会、準決勝までの4試合中3試合で逆転勝ちするなど、一丸となって接戦を勝ち上がってきた。谷添悠大監督は「自分の出せる力をそれぞれが出し切った結果」と選手をたたえた。

 新型コロナの影響で、出場予定だった3月の全日本少年春季軟式野球大会は中止になった。久保は「先輩たちの悔しさを九州大会で優勝して晴らしたい」と意欲を見せた。(中島佑子)

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