オスプレイ配備計画に対して見解を述べる秀島敏行市長=佐賀市役所

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画を巡り、空港周辺の自治会の代表者らが九州防衛局に説明会を開くよう要望したことに関し、佐賀市の秀島敏行市長は20日、「漁業者だけの問題ではないという市民の声」と理解を示した。空港は自衛隊と共用しないとして県と県有明海漁協が結んだ公害防止協定に触れ、「約束がすべてに勝る。その整理が先」と従来の見解を繰り返した。

 定例会見で記者の質問に答えた。秀島市長は住民説明会について「どんどんやると賛成反対、条件が出てきて、根本的なものやそもそもの論議、約束がぼけてしまう」と懸念を示した。

 説明会を求める声は地域住民の不安の表れという指摘に対しては「『約束が変更されればオスプレイを含めてヘリ部隊が即、認められる』と捉えているからかもしれない。佐賀市と県の協定書もあり、それが理解されていない」とも述べた。

 来年10月22日に任期満了を迎える佐賀市長選については「まだ1年弱あり、バイオマス事業などやりかけた仕事に全力を注ぐ。次をどうするか考えていない」と明言を避けた。(大田浩司)

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