大福集会所に新しく建てられたお堂=白石町福富

大福集会所に新しく建てられたお堂(左)の落成式=白石町福富

 白石町福富の大福集会所にある「お観音さん」を祭ったお堂が建て替えられた。地域住民が大切にしている観音で、入魂式と落成式が17日に開かれ、約40人が完成を喜んだ。

 観音は大正、昭和の時代に福富村(当時)の村長を務め、地域の干拓事業に尽くした岸川善之助の家で祭られていたもの。1956(昭和31)年に集会所に移され、お堂が老朽化していた。

 新しいお堂は高さ3メートル、幅1メートル、奥行き1・5メートルほどで、善之助の遺徳をしのぶ頌徳(しょうとく)碑の横に設置している。落成式で孫の岸川喜四郎(88)さん=同町=が「お観音さんは立派なお堂の中に入り、喜んでいると思う」とお礼を述べた。

 集会所付近では1956年の台風などで、堤防が決壊する被害が出た。住民たちは台風が襲った日にちなみ、毎月17日に観音をお参りし、お堂の清掃などをしている。(松田美紀)

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