来年1月に博多座で上演される主演舞台「ミュージカル ローマの休日」をPRする朝夏まなとさん=福岡市のホテルオークラ福岡

 2021年元日から1月12日まで福岡市の博多座で上演される「ミュージカル ローマの休日」で、佐賀市出身の女優朝夏まなとさんが主人公のアン王女を演じる。福岡市で取材に応じた朝夏さんは「佐賀の皆さんもぜひ博多座へ足を運んで」とPRした。

 「ミュージカル ローマの休日」は、1953年に米国で製作された同名映画を原作に、98年に日本でミュージカル化された。オードリー・ヘプバーンが演じたアン王女を、朝夏さんとミュージカル初挑戦の土屋太鳳さんがダブルキャストで演じる。王女とラブロマンスを繰り広げるジョー・ブラッドレーに加藤和樹さん、ジョーの親友アーヴィングに太田基裕さんと藤森慎吾さん(オリエンタルラジオ)を迎える。

 物語は芯が強く、無邪気なアン王女が、未知の国ローマで心温まるストーリーを紡ぐ。朝夏さんは「少しの時間、現実を忘れて夢を見に来てほしい」と話す。「ローマの休日」が博多座で上演されるのは1999年のこけら落とし以来22年ぶりで、今年10月の東京・帝国劇場と12月の名古屋・御園座での公演を経て、博多座で大千秋楽を迎える。

 朝夏さんがミュージカルの舞台に立つのは、今年1月に博多座で上演され、2月に長野で千秋楽を迎えた「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」以来。コロナ禍で5月に佐賀で予定されていた主演作「モダン・ミリー」の公演が中止になり、自宅でバレエのバーレッスンやリモートでのボイストレーニングに励みながら舞台の再開を待った。

 自粛中に思いを巡らせる中で「舞台に立ちたい、舞台で表現することがとても好きだと自覚できた」と振り返る。1月に博多座で主演を務めるのは3年連続で「帰ってきた気持ちになり、ほっとした中で公演できる」と笑顔を見せる。

 朝夏さんは2002年、宝塚歌劇団に入団。15年に宙組トップスターに就任した。今年は第45回菊田一夫演劇賞を受賞した。

 チケットはA席1万4500円、B席9500円、C席5千円。11月28日午前10時から電話予約とインターネットで発売する。問い合わせは博多座電話予約センター、電話092(263)5555。(花木芙美)

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