負傷者を担架で搬送する方法を、消防隊員から教わる小城署員=小城市の天山山頂付近

 登山者の滑落事故を想定した救助訓練が18日、小城市の天山山頂付近で開かれた。小城署員が消防隊員の助言を受け、救助用具を使って負傷者を安全な場所に搬送する手段を確かめた。

 登山者2人がそれぞれ手と足を負傷し、自力で下山できなくなったという想定で行い、小城署員14人、小城、多久の両消防隊員4人が参加した。署員の安全を確保するために隊列を組んで捜索し、発見後は負傷者の1人を担架で、もう1人は署員の背中にロープで固定した後、背負って下山した。

 消防隊員は、負傷者のけがの状態を確認して適切な搬送方法を選ぶよう助言した。搬送中も意識の有無や脈拍数を確かめ、気掛かりな点は指揮本部に無線で知らせ、救急救命士などから助言をもらうよう促した。

 佐賀広域消防局管内では毎年、数件の山岳救助要請があるという。遭難者の捜索・救助には多くの人手が必要とされるため、小城署の江頭英隆警備課長は「ノウハウを身に着け、他の署員にも継承できるように訓練を重ねたい」と話した。(谷口大輔)

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