クイズやワークショップを通して認知症について学ぶ東脊振中の生徒ら=吉野ヶ里町の同校

認知症患者の脳の中を表したキャッチボールに参加した生徒=吉野ヶ里町の東脊振中

 認知症への理解を深めてもらおうと、吉野ヶ里町の東脊振中の生徒を対象にした啓発講座が、同校で開かれた。2年生64人が参加し、クイズやグループワークを通じて、接し方や警察などの関係機関への電話の仕方などを学んだ。

 講座は町社会福祉協議会が10日に開催、西九州大の藤原和彦准教授が講師を務めた。吉野ヶ里町には町内の中学生の人数と同じくらいの認知症患者がいることや、脳の病気で、体験したこと自体を忘れてしまうことを説明。ワークショップでは、道に迷っている高齢者を見掛けた時に自分たちができることを考えたり、警察に電話で伝える練習をしたりした。

 認知症患者と実際に交流があるという中村太飛(ひろと)さんは「もし自分のことを覚えていなかったとしても、強く言ったりせず、優しく接したい」、中村進之介さんは「その人のことを否定せず、傷つけないように接するなどの対応を知っておくことで、家族も嫌な思いをせずに一緒に暮らしていけると思う」と話した。(西浦福紗)

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