「いきかたノート」を手に「どう死ぬかよりどう生きていくかが大事」と話す七山診療所の阿部智介所長=唐津市の同診療所

 佐賀県唐津市と玄海町は在宅医療と介護の連携を進めようと、老後の生き方を考える冊子「いきかたノート~生きかた・活いきかた・逝いきかた~」を作成した。各庁舎で無料配布している。

 唐津東松浦医師会の医師らでつくるプロジェクトメンバーが両市町の委託を受けて作成した。ノートはB5判で28ページ。これまでの人生、今の生きがいや悩みを振り返り、今後の人生を誰とどう過ごしたいのか、人生観を考えられる構成になっている。

 また「もしもの時のために」の項目では回復が見込めない延命措置に対する意思を示すことができ、思いが変わった時のために3回記入できる欄を設けた。本人の思いを共有しておく代理人(家族や友人など)の氏名を記すページもある。

 制作に関わったプロジェクトの委員長、七山診療所の阿部智介所長(40)は「望む環境で生きるのは難しいが、思いを知ることでよりよく生きられるサポートにつながる」と思いを身近な人と共有する大切さを強調。「どう死ぬかよりもどう生きていくかが大事。老後を安心して明るく過ごせるよう活用してほしい」と話す。

 2千部を刷行。唐津市役所と玄海町役場にある地域包括支援センターなどで配る。問い合わせは各センターまで。唐津市は電話0955(72)9191、玄海町は電話0955(52)2220。(横田千晶)

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