介護に通ずる思いやりの心などについて講演する松島さん=小城市のドゥイング三日月

 介護の日(11日)を記念したイベント「みんなのかいごin小城」(佐賀新聞社主催、タイヘイ薬局・タイヘイM&C特別協賛)が14日、小城市のドゥイング三日月で開かれた。在宅医療や介護に関するトークセッションが開かれ、地域で支え合う介護の在り方を考えた。

 トークセッションには、介護福祉用具のプランナーや薬剤師、訪問看護師らが参加。新型コロナウイルスの影響で在宅医療の需要が伸びていることなどが報告された。市民代表として元民生委員も加わり、地域ぐるみで介護に関わっていく必要性を話し合った。

 このほか、世界三大荒行と呼ばれる日蓮宗の千日行を成し遂げて「阿闍梨(あじゃり)」となった松島日應さん(小城市・護國光勝寺貫首)が講演し、介護に通じる思いやりの心を説いた

 松島さんは厳しい修行に打ち込んだこれまで経験を基に講話した。また、戦後すぐの長崎県で、バスの乗客を救って殉職した車掌の話を紹介。「自分の命を犠牲にして乗客を救った。命に代えて他を利する行動」と話した。このほか「介護」の「護」の意味も紹介。「『護る』は、人の助けになって抱え込むような、大きな意味を持つ。深い慈悲や感謝の心が備わってないととできない」と述べた。

 会場では介護ロボットの展示や、車いすの体験コーナーも設けられた。(岩本大志)

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