新型コロナウイルスの影響で、今年4~9月の県内市町のがん検診の受診数が例年に比べて大幅に減少している。胃がん検診は前年の約4分の1になるなど、5大がん検診の受診率は25~36%にとどまった。集計した佐賀県健康づくり財団は、新型コロナへの感染を懸念して受診を控える傾向が強まったとみている。

 今年4、5月は新型コロナの影響で各市町の検診が夏以降に延期され、全国的にも受診者がゼロに近かった。6月から徐々に回復傾向に転じたが、受診率は胃がん25・5%、肺がん28・3%、乳がん29・7%、大腸がん31・4%、子宮頸がん36・5%となっている。

 財団は例年5~10月に集中していた検診を、今年は11月以降も実施することを市町に要請している。

 財団の樗木(おおてき)等副理事長は、新型コロナの影響で受診をためらう傾向を指摘しつつ、各市町の会場は消毒や換気を徹底していると説明し、「受診控えは早期がんの発見遅れにつながる。ぜひ『GoTo検診』を」と積極的な受診を呼び掛けている。(石黒孝)

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