校則見直しに関する提言を手渡す佐賀県弁護士会の富永洋一会長(左)と学校教育課の外戸口綾子室長=県庁

 佐賀県弁護士会(富永洋一会長)は13日、中学校の校則の見直しに関する提言書を、佐賀県教育委員会に提出した。子どもの権利の明確化などを求めており、県内各市町の教委などにも同日付で送付、佐賀市教委には20日に手渡す。

 提言をまとめるに当たり同会は、県立4校と佐賀市立18校の中学の校則を確認した。合理性の観点から校則を見直し、校則の中で子どもの権利を明らかにすることや、生徒を関与させる校則の策定、変更の手続きを設けるべきとしている。

 意見交換で弁護士会は「市民感覚に合わない“ブラック校則”が話題になる中、子どもの権利と規則の関係性について、法律家の意見を示したいと考えた」と説明した。その上で「民主主義の担い手として子どもを育てるには、教職員同士の関係性も民主的でなければならない」とし、校則について教職員間でも議論を深めてほしいと提案した。

 県教委は「校則見直しの議論に参加することで、子どもの自主性や主体性が育つという意見に同意する」と語った。弁護士会は、年度末に見直しの結果を発表するよう求め、県教委は「絶えず積極的に見直しをするよう呼び掛けていて、本年度で終わりとは思っていない。結果の調査は未定」と答えた。(花木芙美)

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