疑問に思ったら常識も疑って​

 「浦島太郎(うらしまたろう)」や「桃太郎(ももたろう)」「金太郎(きんたろう)」の話を知らない人はほとんどいないでしょう。
 通説では、浦島太郎がカメを助けたことになっていますが、カメに言わせると助けてもらったとは思っていないようです。桃太郎と一緒(いっしょ)に鬼(おに)ヶ(が)島(しま)へ行ったイヌは、きび団子(だんご)につられてお供(とも)した訳(わけ)ではなさそうです。力持ちとして有名な金太郎は、ただの力持ちではなかったのです。
 語り手として登場するカメ、イヌ、クマの妙(みょう)に説得力のある口調が真実味を帯びて迫(せま)ってきます。
 これまで「昔話なんだから多少の無理な設定(せってい)は仕方ないよね」と思っていた事が、サブキャラたちの証言(しょうげん)でスッキリ解決(かいけつ)。
 疑問(ぎもん)に思ったら、常識(じょうしき)も疑(うたが)ってみる。違(ちが)う視点(してん)で見てみたら、今まで気が付かなかった事に気が付くかもしれませんね。(司書ネットワーク課 中島崇子)


【ほかにもこんな本をおすすめ!】

▽昔話法廷season2 NHK Eテレ「昔話法廷」制作班/編 金の星社
▽浦島太郎が語る浦島太郎 ニシワキタダシ/絵 クゲユウジ/文 高陵社書店
▽桃太郎は盗人なのか?「桃太郎」から考える鬼の正体 倉持よつば/著 新日本出版社

 

 【図書館へ行こう】
 紹介している県立図書館の本は、皆さんが住んでいる市や町の図書館からも借りることができます。本の世界に触れてみてください。問い合わせは県立図書館、電話0952(24)2900。

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