市村記念体育館を3Dレーザースキャナーで測量する県土地家屋調査士会=佐賀市城内

 佐賀県土地家屋調査士会は10日、築50年以上がたつ佐賀市城内の市村記念体育館を3Dデータ化するための測量を実施した。特徴的な形や大きさ、色などをデータとして残し、自然災害などで破損した際の修復にもつなげる。

 1963年に完成した市村記念体育館は、国立西洋美術館の設計で知られるル・コルビュジエの弟子坂倉準三が手掛けている。調査士20人が3Dレーザースキャナー6台を用い、館内外でデータを収集した。外観は地上からだけでなく屋根の上からも撮影した。

 今後はデータをつなぎ合わせ、本年度中に完成する予定。その後、県に寄贈する。県土地家屋調査士会の富澤弘光会長は「データがあれば壁や屋根などの修復の際に役立てられる。調査士の仕事を知ってもらう機会にもなれば」と話した。

 国家資格である土地家屋調査士の制度制定から今年で70年を迎え、全国の土地家屋調査士会で取り組む「登記制度創造プロジェクト」の一環で実施。3Dデータ化は、他県でも歴史的な建造物や震災遺構で取り組んでいる。(円田浩二)

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