爪切りや歯ブラシなどが詰め込まれた衛生キット=(A-PADジャパン提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、災害支援に取り組む佐賀市のNPO「アジアパシフィックアライアンス(A-PAD)・ジャパン」は、マスクなど災害時に使う「衛生キット」の準備を進めている。同NPOが運営する「ARROWS(空飛ぶ捜索医療団)」が災害支援を行う際に避難所へ届ける。

 避難所を運営する各自治体では、個人用の衛生用品が不足している実情があり、同NPOがリストアップした。衛生キットには、マスクや除菌シート、爪切り、耳栓などをそろえ、男性用に使い捨てのカミソリ、女性用にはヘアゴムなども用意した。

 同NPOは2018年7月の西日本豪雨で活動した際、不規則な生活環境で避難者が体調を崩しやすいことから、避難所の衛生環境を改善していく必要性を実感していた。新型コロナの感染が拡大したため、この経験を基に準備を始めた。

 衛生キットは現在、170人分を備蓄。常時千人分の備蓄を目指していて、県のふるさと納税を活用した「ガバメントクラウドファンディング」で支援を募っている。期間は来年2月3日までで、目標金額は150万円。同NPOは、コロナ禍で災害が発生した場合に備え「避難所の衛生環境を整えて、2次被害を防げるようにしたい」と話している。(岩本大志)

このエントリーをはてなブックマークに追加