土地区画整理事業で変貌を遂げたJR多久駅周辺。唐津線は南へ約40メートル移設され、元の駅舎があった場所はまちづくり交流センター「あいぱれっと」になっている。奥は女山(船山)=多久市北多久町(高度約100メートルからドローンで撮影)

 

 伝統野菜の名としても知られる多久市の女山(船山)。その広い山裾を黄色い列車が進み、JR多久駅に近づくと、車窓からは真新しい町並みが見えてくる。駅周辺は20年以上にわたる土地区画整理事業で大きく変貌を遂げている。
 石炭産業の隆盛でにぎわいを見せていた駅前は炭鉱の閉山後、建物の老朽化や人口減少が進んだ。こうした状況を受け、1996年に着工した土地区画整理事業では唐津線を南へ約40メートル移設して橋上駅にしたほか、中核的な公共施設や都市計画道路を設けるなどして住環境の改善を目指した。
 国道203号からの直通道路やロータリーができ、「面的な整備は計画の全体像に達しつつある」(市都市計画課)。2014年に開業したまちづくり交流センター「あいぱれっと」は、定期的なマルシェなどに利用され、地域活性化の拠点となっている。
 同センターの指定管理者「たく21」でまちづくりプロデューサーを務める池田隆臣さん(32)は「駅前の商店街に点在する空き店舗や空き家を埋めていきたい」と目標を語る。(写真と文・志垣直哉)

 

1982年の空撮写真。唐津線には石炭輸送に使われていた線路が残っている

 

テープカットで新駅舎と自由通路の完成を祝う関係者=2008年、多久市北多久町のJR多久駅

1996(平成8)年 
 多久駅周辺土地区画整理事業がスタート
2008(平成20)年
 JR多久駅新駅舎が開業
2014(平成26)年 
 駅前に市まちづくり交流センターあいぱれっと」がオープン

 

 

 

次回(23日)は唐津市城内です。

 

 

 

 

 

 

 

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ドローン空撮・多久駅周辺(2020年11月5日)

 

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