避難所に設置されるベッドの強度などを体感する車いす利用者ら=佐賀市大和町の春日公民館

災害時の対応などについて意見を交わした車いすの利用者や市職員ら=佐賀市大和町の春日公民館

 障害がある人や支援団体と、行政関係者との意見交換会が8日、佐賀市大和町の春日公民館で開かれた。災害時に支援を必要とする人たちへの避難や避難所でのサポート、配慮の在り方などについて約40人が意見を交わした。

 佐賀市障がい福祉課の担当者が、今年9月に発生した台風10号による佐賀市内の被害や避難状況などを説明。開設した福祉避難所に関する課題については「インバータ(電気の整流機能)がないポータブル発電機の電気では、精密機器が故障する恐れがある」などと例示した。

 また、市の担当者は、実際に避難所で使われる段ボールベッドなどの設営を実演。車いすの利用者は「クッション性があって柔らかい」「段ボールだが強度が結構ある」と評価した一方、簡易ベッドは転落の危険性があり「寝返りをすると怖い」という声も上がった。

 意見交換では、団体役員の1人が、避難所運営をする行政職員に感謝しながら、行政職員が被害に遭うことも考えられると指摘。「みんなが段ボールベッドを設営できるなど、みんなで避難所運営ができるようにしていくべき」と強調した。また、聴覚障害者の1人は「大きな音に気付かず、逃げ遅れる可能性がある。隣人に支援してもらえるような制度を作ってほしい」という意見を述べた。(小部亮介)

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