日本酒の魅力を伝え、味わうことを呼び掛けた山本洋子氏=唐津市の唐津シーサイドホテル

 佐賀新聞社が主催する唐津政経懇話会が6日、唐津市の唐津シーサイドホテルで開かれ、日本酒と酒のジャーナリスト山本洋子氏が講演した。山本氏は純米酒の魅力などを伝え、米の消費や減反解消の観点から「1日1合の純米酒を飲んで」と呼び掛けた。

 「今だからこそ!地元の純米酒を愛して~自然、環境、伝統産業がまるごとつながる米の酒~」と題して講演した。山本氏は「田んぼ1坪分(3・3平方メートル)のお米で、純米酒の一升瓶が1本できる」と、日本酒を飲むことでどの程度、米の消費につながるかを解説した。酒樽(さかだる)に使われる杉を扱う林業、日本酒を飲む器を作る窯業、漆業など、日本酒はさまざまな業種と結び付いていると説明し「日本酒を飲むことで日本を守ることにつながる」と訴えた。

 県内では「酒米の王様」で「山田錦」と呼ばれる品種が中山間地を中心に作られており、その多くが酒蔵が集中している地域で栽培されている。山本氏は「佐賀は田んぼと酒蔵が非常に近い。この二つが一体化していることが魅力の一つ」と指摘した。

 さらに「鹿島酒蔵ツーリズム」やJR佐賀駅構内の「SAGA BAR」などを例に挙げ「佐賀県が酒や酒蔵について詳しく、団結して取り組めている」と話し、さまざまなイベントや日本酒の普及活動を評価した。(中村健人)

 (後日、オピニオン面で要旨を採録します)

このエントリーをはてなブックマークに追加