御旅所祭であいさつする山内総取締(後方中央)=唐津神社

 唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」は3日、神社拝殿で御旅所祭が執り行われた。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、2~4日の曳山(ひきやま)巡行が中止になった。毎年この日は御旅所(旧大成小グラウンド)で見どころの「曳(ひき)込み」が行われるが、神社での神事のみとなった。コロナ鎮静も合わせて祈願した。

 神事には氏子や唐津曳山取締会の役員など関係者約70人が参列した。唐津神社の戸川忠俊宮司(45)がコロナ鎮静の祝詞を上げ、曳山取締会の山内啓慈総取締(71)らが玉串(たまぐし)をささげた。

 山内総取締は「皆と『エンヤ』の掛け声で御旅所にお供したかったが、これも試練。来年は2倍、3倍の気持ちでくんちを盛り上げたい」とあいさつした。

 唐津くんちは1819(文政2)年、1番曳山(やま)「赤獅子」が誕生して以来、曳山巡行が中止となった記録はない。2016年には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。(成富禎倫)

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