ラグビー女子15人制の合同合宿に参加した佐賀工高1年の町田美陽。将来性が高く評価されている=佐賀市の同校

ラグビー女子15人制の合同合宿に参加した佐賀工高1年の町田美陽。将来性が高く評価されている=佐賀市の同校

 佐賀工高ラグビー部1年の町田美陽(16)が、将来の日本代表選手の発掘、育成を目的にした女子15人制合同合宿に高校生で唯一参加した。恵まれた体格と潜在能力を高く評価されており、2024年に佐賀で開かれる国民スポーツ大会の主力としてだけでなく、将来の代表入りも期待される。

 合宿には、15人制日本代表入りを目指す「強化選手」と、次世代の人材発掘、育成を目的にした「TID選手」の計40人が招集された。TID選手の町田は、9月23~27日の北海道合宿と、10月19~23日の長野・菅平での合宿にいずれも最年少で参加した。

 福岡県北九州市出身。ラグビーをしていた8歳年上の兄の影響で、就学前に競技を始めた。小、中学生の頃は地元のクラブチームで週2回練習に励み、高校は女子7人制の活動に取り組む佐賀工高への進学を決めた。ラグビーの魅力について「チームの人たちと支え合ったり、喜んだりできるところ」と語る。

 日本代表の長期的な強化を見据え、ジュニア世代は「体の大きさと足の速さ」が重視される。町田は174センチ、85キロの大型プロップ(PR)で、走力もあるのが特長。佐賀県が進める「SAGAスポーツピラミッド(SSP)構想」の一環で、佐賀工高を定期的に指導する元日本代表の野澤武史さんの目に留まり、代表スタッフに推薦された。

 「自分が合宿に行っていいのかと思った」と町田。2度の合宿では大学生や社会人選手とともにプレーし、体力面など差を実感させられた。ただ、合宿の最後に女子15人制日本代表のレスリー・マッケンジーヘッドコーチから「だんだん良くなってきている」と言葉をかけられ、自信になったという。

 合宿の経験を糧に、現在はウエートトレーニングを重視して筋力強化に努めている。佐賀工高は、五郎丸歩や堤ほの花ら男女の日本代表選手を輩出してきた。偉大な先輩たちの背中を追いかけ、将来の代表入りを目指してさらなる成長を誓う。「相手に当たって、味方の道を切り開いていけるような選手になりたい」(古川浩司)

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