佐賀市で31日、新型コロナウイルスの影響で中止になった「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」に代わる熱気球イベント「おうちでバルーン」が実施された。色とりどりの34機が雲一つない青空に浮かび、市街地の上空を飛行した。

 競技ではないフリーフライトで、佐賀県内のクラブのバルーンが早朝、市内3カ所から離陸した。場所は観客が集まるのを避けるため非公表だったが、できるだけ多くの人に見てもらえるように、街なかを中心にしたルートを飛んだ。

 立ち上がる大きな球皮やバーナーの音で気づいた近所の住民は近くで見守った。家族で眺めた早田萌々花さん(8)は「迫力がすごい。バルーンフェスタがなくて残念だけど、家の近くでたくさん飛んでうれしい」と声を弾ませた。

 例年の競技は郊外が中心で、バルーンが市街地の真上を飛行するのは珍しいという。民家やマンションのベランダからは住民が手を振る姿が見られた。

 パイロットの津田利通さん(46)は「バルーンを楽しみにしていた人たちに、私たちから会いに行こうという気持ちだった。喜んでもらえたのが上空からも実感でき、うれしかった」と感じ入っていた。

 フリーフライトは佐賀バルーンフェスタ組織委員会などが実施し、1日も午前7時から2時間半程度飛行する。(山本礼史)

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