インターネットを使った遠隔授業の運用などについて意見を交わした小城市の総合教育会議=市役所

 佐賀県小城市の総合教育会議が30日、市役所で開かれ、インターネットを使った遠隔授業などについて、江里口秀次市長と教育委員6人が意見を交わした。新型コロナウイルスの感染拡大に備えた学習環境の整備が進む中、委員からは「画面で子どもたちの様子や習熟度を把握するのは難しい」として、できる限り対面での授業を継続するよう求める意見が出された。

 市は2021年度から全ての小中学生にタブレット端末を貸与し、通学が困難な場合でも遠隔で授業ができる環境を整備する。委員の一人は、教師の技術向上のため先進校への視察研修を提案した。

 元教師の委員は「対面だと、子どもたちの表情や行動の変化に気付けるが、画面越しでは本当に難しい」と指摘した。子ども同士で学び合う授業も増えているとして、遠隔で実施する際にも工夫して取り入れるよう求める意見もあった。

 江里口市長は「子どもたちの成長にはコミュニケーション能力の向上も欠かせない。アナログとデジタルの併用を基本に、柔軟な対応ができるようにしたい」と話した。(谷口大輔)

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