個展で新作の「雨雲」「月白」シリーズなどを並べる土屋由起子さん=唐津市北波多の草伝社

個展で新作の「雨雲」「月白」シリーズなどを並べる土屋由起子さん=唐津市北波多の草伝社

 唐津焼の陶芸家・土屋由起子さん(49)による個展が同市北波多の草伝社で開かれている。新作の「月白」シリーズなど食器や花器約300点が並ぶ。1日まで。

 土屋さんは中里隆さんに師事し、30歳で浜玉町東山田に「由起子窯」を構えた。黒唐津の印象を持たれることが多いというが、今年は月の光が差すような「月白」や、薄い墨のような質感でグレーがかった「雨雲」の新作を手掛けた。土屋さんは「失敗作だと思っていたものを、ギャラリーの方が『良い』と言って下さって。ようやくお披露目です」と話す。

 今年から夫の英二さんが料理教室を始め、自身の器を使って盛り付けも教えている。「何を盛るか、どう使うか想像して制作することが多い」と話し、作品の幅が広がったという。素朴な味わいのある初期の作品も並ぶ。土屋さんの作品にしつらえた糸島市の島津拓哉さんの盆栽も秋の香りを感じさせる。草伝社は、電話0955(64)3540。(横田千晶)

このエントリーをはてなブックマークに追加