佐賀県嬉野市は11月1日から、市内の宿泊者を対象に、観光で使うタクシー代を最大4万円助成する事業を始める。県境を越える利用も可能で、新幹線開業に向けて宿泊客の動向や観光ルートなどを探る。

 対象は、嬉野温泉旅館組合加盟の宿泊施設(31施設)の宿泊客で、タクシー1台につき4万円まで助成する。タクシーで県内か福岡、長崎県の観光・飲食施設、土産店などを訪れることが利用要件になる。タクシーの出発地は佐賀空港、長崎空港、宿泊施設に限り、移動距離や1日の利用回数に制限はない。

 利用者は前日までに対象のタクシー会社に電話で申し込み、周遊する場所を伝え、乗降地や経由地などを明細書に記入する。市は明細書で宿泊客がどのようなルートで観光したのかを把握する。

 事業は来年1月末までで、予算の約700万円に達し次第終了する。村上大祐市長は「新幹線開業後の旅行商品の開発や、周回バスのルート選定などに向けて情報収集する。新型コロナの影響を受けるタクシー事業者の支援にもつなげたい」と話した。(松田美紀)

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