アフリカ・マラウイへ剣道の防具を贈った三養基高の田原裕章さん(右)とJICAデスク佐賀の武田七重さん=三養基高

 佐賀県みやき町の三養基高が、アフリカの国マラウイに剣道の防具20セットを寄付した。同国では約20年前、JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊員と子どもたちが空き地で剣道の練習を始め、協会が設立されたが、現地では防具が足りず、防具を着けずに練習する子も多いと聞いて協力した。

 セネガルやタンザニア、南アフリカなどアフリカ各国では近年、剣道が浸透してきたといい、JICA関係者によると、剣道を学んでいる現地の人は「礼儀正しいというか、きちんとあいさつしてくれることが多い」とも。ただ、マラウイは貧しい国で、特に防具が足りないという。

 剣道の防具はJICAが組織的に要望を出しても集まりにくく、JICAデスク佐賀の武田七重さん(34)らが、2年前にアフリカに防具を贈った実績がある三養基高に相談。剣道部顧問の田原裕章さん(34)が授業で使わなくなったり、剣道部員が残していったりした面、こて、たれ、胴を20セットそろえ、武田さんに渡した。

 防具は、JICA「世界の笑顔のためにプログラム」を通じて来年1~2月ごろ届く見込み。武田さんは「贈呈を機に、剣道を通じた交流などが生まれれば」と期待する。(樋渡光憲)

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