経営部門(ナシ栽培)で最優秀賞に選ばれ、賞状を受け取る堀田将典さん(右)=小城市の県果樹試験場

 果樹栽培を手掛けている優れた経営者を表彰する佐賀県果樹技術・経営コンクールの経営部門(ナシ栽培)で、伊万里市の堀田将典さん(38)が最優秀賞に選ばれた。小城市の県果樹試験場で27日、表彰式が開かれ、堀田さんら入賞者6人に賞状が贈られた。

 堀田さんは父母と従業員の計4人で早生(わせ)品種の「幸水」を主力に栽培している。ハウスやトンネルの施設を中心に1・78ヘクタールで栽培し、今年は約36トンを出荷した。収穫などの繁忙期が重ならないように施設栽培を計画的に導入。優良品種や新品種も取り入れ、収量や販売価格の安定化を図っていることなどが評価された。

 本年度の経営部門の審査はナシ栽培が対象で、6件の応募があった。堀田さんは「包み隠さずに栽培技術を教えてくれた先輩のおかげ」と感謝し、10アール当たりの収量を4トンに増やして従業員の待遇改善にも取り組む決意を述べた。

 表彰式後に開かれた研修会では、近年のナシ生産の動向が紹介された。生産者の高齢化や発芽不良などで栽培面積、出荷量ともに減少が続いている一方、販売単価は上昇傾向にあることなどが示された。(谷口大輔)

 コンクールの他の受賞者は次の通り。(敬称略)

 優秀賞 平山広喜(伊万里市)▽優等賞 川添新八(唐津市)前田正照(伊万里市)松尾靖司(同)山口清志(同)

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