支援を頼んだ高齢者宅で、買い物リストを受け取るサポーターの2人=江北町(提供写真)

高齢者の生活を支援する「お助けサポーター」の1期生=江北町役場

 高齢者世帯の買い物代行やごみ出しなどをサポートする江北町の住民ボランティア「お助けサポーター」の1期生に18人が登録された。2021年度からの本格スタートで、本年度は試行期間として現場で経験を重ねる。

 高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし、住民同士が支え合う地域づくりを進めるため、町がサポーター制度を創設した。事前に町に申し込みした65歳以上の高齢者に対し、サポーターがごみ出しや買い物代行などを行う。

 要介護認定を受け、介護保険サービスを利用する高齢者には、ペットの世話や嗜好(しこう)品の買い物なども行う。介護保険サービスではこうした日常生活の援助の範囲を超えるものは対象外で、サポーター制度が補う。

 町は本年度からサポーターの養成講座を開き、家族の介護の経験者や民生委員ら50代~70代の19人が受講した。全5回の講座を修了した人のうち、サポーター認定を希望した18人を登録。山下春代さん(69)は「講座で相手のことを考えた声掛けなどの大切さを学んだ。公的な組織だと支援活動がやりやすいと思う」と語る。

 試行期間の本年度は、2人一組で活動し、現場で経験を積む。利用は無料。町の担当者は「ボランティアの支援により、専門職は自分たちしかできないサービスに時間を充てることができる。より介護サービスが必要な人にサービスが行き届くような仕組みにもつなげたい」と話した。(松田美紀)

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