新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に備え、佐賀県内は11月1日から医療提供体制が変わる。発熱などの症状がある人は、まずはかかりつけ医に電話相談し、紹介先の医療機関で診療やウイルス検査を受ける仕組みになる。県は相談先に迷う患者向けに「受診・相談センター」の運用を1日から始めるため専用ダイヤルを公表した。

 新体制では、発熱などの症状が出た場合、まずはかかりつけ医や身近な医療機関に電話相談をする。診療や検査ができる医療機関であれば、そのまま受診する。そうでない場合は最寄りの「診療・検査医療機関」の紹介を受けて受診する。新型コロナやインフルエンザの検査ができ、一般外来と空間や診療時間を分ける体制があり、県に指定された191機関が対応する。

 新たに設置される「受診・相談センター」は、かかりつけ医がいない場合や相談する医療機関に迷った場合に利用できる。相談者に診療・検査医療機関を案内する。県が外部委託し、複数回線で対応する。

 これまでは、県内五つの保健福祉事務所に設置されている「帰国者・接触者相談センター」が相談を受け付けていた。センターは10月末で廃止される。

 厚生労働省が全都道府県に促している体制整備の一環で、県健康増進課の井田政和課長は「県内の医療体制を維持しつつ、安心して受診できる環境をつくっていきたい。まずは身近な医療機関に電話相談をしてほしい」と呼び掛けている。

 受診・相談センターへの電話相談は年中無休で、午前8時半から午後8時まで受け付ける。症状がある人の専用ダイヤルは電話0954(69)1102、その他の一般相談用ダイヤルは0954(69)1103。(円田浩二)

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