全国優良警察職員表彰を受賞した田中智英警部補=佐賀県本部

 県警生活安全企画課特別捜査係長の田中智英警部補(57)=神埼市=が、全国優良警察職員表彰を受賞した。在職37年半のうち約19年間、生活安全畑を歩んできた田中さん。受賞を「これまでよき上司、同僚、後輩に恵まれた。感謝している」と喜んだ。

 「窃盗被害にあった経験があり、その時、すぐに見つかり『すごいな』と感じた」。田中さんは早期解決した警察官に憧れ、1983年に警察官となった。鳥栖署や小城署、本部の生安企画課では、現場の最前線で捜査に従事。「被害者に落ち度がない事件はどうにか解決に結び付けたい」とのモットーでやってきた。

 印象に残る事件は2017年。利殖勧誘詐欺の疑いで指名手配中だった容疑者を、時効間際のタイミングで逮捕したことだ。「(その年の)4月にはもうすぐ時効になることは分かっていた。諦めずにやったことが最終的によかった」。この捜査には約1年半携わり、長期間の捜査は西日本全域に及んだという。

 田中さんの警察官人生は残り約3年となった。「置かれた立場で、できる限りの恩返しをしたい」。与えられた職務の全うと、後進の育成に力を入れていく。

 全国表彰は毎年10月にあり、勤続15年以上で53歳以上の警部補クラスが対象。今年は田中さんを含む129人が受賞した。(小部亮介)

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