佐賀新聞社の谷口大輔・多久小城支局長が説明する小城市の現状に耳を傾ける小城高の3年生=小城市の同校

 高校生に「18歳選挙権」への理解を深めてもらう佐賀新聞社の出前授業が28日、小城市の小城高(平川聡校長)で開かれた。1、3年生436人が、小城市の現状や市が抱える課題を学んだ上で、模擬選挙で公約から投票先を考えるなどして政治への関心を高めた。

 佐賀新聞社の谷口大輔記者が、小城市が抱える課題などについて語った。JR唐津線の大幅減便やバス路線の廃止などが市民生活に影を落としていることなどを例示。「地域の身近な課題に関心を持ち、若いからこそ感じ、見えることを大切にして若い声を選挙に反映させて」と呼び掛けた。

 模擬選挙では、教諭3人が候補者役を務め、動画で「活性化」や「高齢者支援」などの施策を主張。生徒らは、どの候補に託せばよりよい町づくりが進むのかを考え、投票する代わりにその場で起立して各候補への支持を表明した。

 多久島文樹・NIE推進担当デスクは「私たちの未来は政治家ではなく、自身の行動にかかっている」と貴重な1票を投じる重要性を伝えた。3年の北島詢鏡(じゅんき)さんは「1票なんて反映されないと思っていた。大切にしたい」と話した。(志波知佳)

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