江戸時代の火消し役を模した「コロナ消し隊」がはしご乗りの曲芸を披露するかかし=神埼市脊振町の倉谷地区

本物さながらのバス停とバスを待つ夫婦のかかし。時刻表には村長が不在のためバスは運休と書いてある=神埼市脊振町の倉谷地区

黒マスクで人種差別への抗議を表現した大坂なおみ選手がモデルのかかし。マスクの文字は「kakasimura(かかし村)

 神埼市脊振町の倉谷地区に、恒例の「かかし村」が現れた。新型コロナウイルスの収束を願い、江戸時代の火消し役を模した「コロナ消し隊」がはしご乗りの曲芸を見せる姿などユニークなモチーフのかかしが並ぶ。11月15日まで。

 5年前、高齢化や担い手不足などから荒廃した地域の田んぼにコスモスを植え、かかしを設置したのが始まり。地域活性化を図ろうと毎年、その年を象徴する人物などを題材にしたかかしを有志10人で制作する。

 今年は東京五輪で活躍した選手をモデルに作る予定だったが、新型コロナウイルスで延期されたため、躍動感あふれる「コロナ消し隊」に変更。黒マスクで人種差別への抗議を訴えたテニスの大坂なおみ選手をイメージしたかかしも登場した。木炭を入れる袋を編んだり、大根を干したり、昔の暮らしの一場面を切り取ったかかしも楽しめる。

 制作メンバーで脊振を愛する会の真島久光代表は「5体から始まったかかし村も20体以上に増えた。思いを込めて作っているので、楽しみながら昔の風景も知って」と呼び掛けた。

 場所は、県道三瀬神埼線を脊振町方面へ北に進み、仁比山神社を過ぎて「一の橋」バス停手前を右折、道なりに約2キロ進む。土日は富有柿を販売する予定。(西浦福紗)

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