佐賀銀行(坂井秀明頭取)は、勘定系や営業系などで分かれていた顧客情報を一元的に集約・蓄積・管理する統合的なデータベースの構築に着手した。付加価値の高い営業や商品開発に役立てるほか、行員がシステムを扱う際の効率も上げ、負担軽減につなげる。

 データやデジタル技術を活用し、サービスやビジネスモデルを変革する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の一環。10月1日付の人事異動で、総合企画部内に「統合データベースチーム」を新設し、副部長をリーダーに計4人を配置した。プロジェクトの期間は2年半を想定しており、今後1年間でロードマップを策定し、残る1年半で設備投資や統合作業を進める。

 これまで、顧客情報は勘定系、情報系、営業系のそれぞれのサブシステム内で保有されていた。統合し、精度の高い分析をすることで「データをフル活用した営業スタイルにシフトする」(同行総合企画部)という。データベース内の情報を一つの画面上で操作できる環境を整えることで、行員の負担軽減も実現する。

 坂井頭取は「信用格付けや企業の代表者の経歴、株主、取引履歴などを全て合わせる。ずっと必要だと思いつつ、なかなかできなかったが、今後のことを考えたらしっかりやらないといけない」と語る。(大橋諒)

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