実習として石積みを修復する参加者たち。左から2人目は講師を務めた真田純子准教授=玄海町の浜野浦の棚田

2日間掛けて修復された石積み=玄海町の浜野浦の棚田

 玄海町の浜野浦の棚田などで石積みの講習会が26、27の両日開かれた。建設業者や県など自治体職員ら13人が参加し、座学や実習を通じ、積み方や修復方法などを学んだ。

 近年、豪雨の影響で石積みが崩れる被害が出ていることから、町内の建設業者に修復方法などを学んでもらおうと町などが開催。東京工業大学環境・社会理工学院の准教授で、各地で農地の石積み技術継承の活動に取り組む「石積み学校」メンバーの真田純子さん(46)が講師を務めた。

 26日の午前中に石積みの基本や歴史などについて学んだ後、午後から棚田に移動。過去の災害で崩れた高さ最大2・7メートル、幅最大4メートルの石積みを実習として、27日の午後までに修復した。

 石積みは景観の保持に加え、コンクリートを使わないことで、環境の保護や生き物たちのすみかの確保にもつながる。真田さんは「棚田は(米の)生産性が上がりにくい。景観や環境はアピールの材料となる」と説明。参加した池田紹児さん(50)は「本格的にしたことはなかった。いろいろな積み方があるなと感じた」と話した。(中村健人)

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