9月末に開かれたデジタル活用支援員の研修会。今回の講座では支援員が指南役を担う=佐賀市のメートプラザ佐賀

9月末に開かれたデジタル活用支援員の研修会。今回の講座では支援員が指南役を担う=佐賀市のメートプラザ佐賀

 高齢者らに「デジタル活用支援員」がスマートフォンなどの使い方を伝える講座が31日から、佐賀市内で始まる。市民向けのスマホ講座を開くことで、県内全体のITリテラシー(読み書き能力)を高めていく。

 講座は、次世代通信規格「5G」のインフラ整備が進む中、国の実証事業がベースになっている。全国では自治体や通信会社など12団体が実施する。

 県内では、高齢者にインターネットの使い方などを教えているNPO法人「シニア情報生活アドバイザー佐賀」と県、佐賀市の三者が中心となって取り組む。デジタルになじみが薄い高齢者らに対し、約30人の支援員がスマホの基本的な使い方のほか、無料通信アプリLINE(ライン)やキャッシュレス決済の活用法などを教える。

 政府は全ての人に最低限のデジタル環境を保障するデジタルミニマムを掲げている。同法人の久野美津代理事長(77)は「佐賀ではスマホを持っていない高齢者がまだ多い。持っていても使い方を気軽に聞けず、電話しか使っていない人も少なくない」と指摘。「デジタル化に置いていかれる人が出ないように、身近な場所で身近な人が教え、教わった人が次に教えて裾野が広がれば」と話す。

 講座は全4回。31日、11月7日、同14日は佐賀市のアバンセで開き、最終回は12月5日に佐賀市の市民活動プラザでスマホやパソコンなどの相談会を行う。申し込み、問い合わせは電話090(6898)0868。(中島佑子)

 

このエントリーをはてなブックマークに追加