巨人から育成ドラフト6位で指名され、チームメイトに胴上げされる唐津商高の坂本勇人捕手(中央)=26日午後9時ごろ、唐津市の同校(撮影・鶴澤弘樹)

 プロ野球ドラフト会議が26日に開かれ、唐津商高の坂本勇人捕手(18)が巨人から育成6位で指名された。坂本は「指名されてとてもうれしい気持ちでいっぱい。夢や希望を与えられる選手になりたい」と抱負を語った。

 練習を終え、野球部の仲間約15人と室内練習場でスマートフォンの画面を見つめた。支配下での指名はなかったが、午後8時ごろに育成6位で巨人から指名されると、仲間から歓喜の声が沸き上がった。

 同校で急きょ開かれた会見で、坂本は「どの球団でも、育成でも、指名されたら行こうと決めていた」と胸の内を語った。巨人の印象については「ものすごく強くて、首位にいるイメージ」。チームには球界を代表するスーパースターで、同姓同名の坂本勇人内野手が所属する。「名前で比較されて苦しい時期もあったが、評価されてうれしい」と坂本。吉冨俊一監督は「厳しい世界に入っていくと思うが、努力して頑張ってほしい」とエールを送った。

 177センチ、84キロ、右投げ右打ち、強肩強打の捕手。浜崎小3年で本格的に野球を始め、浜玉中3年時に県中学総体で優勝してプロを意識した。唐津商高では1年夏からチームの主軸を担った。甲子園出場経験はないが、今夏に行われた県独自の「SSP杯」では13打数9安打6打点と活躍し、チームを4強に導いた。

 午後9時過ぎに会見が終わると、坂本は待っていた仲間に胴上げされ、盛大な祝福を受けた。「自分のことのように喜んでくれる仲間がいる。幸せ者です」(草野杏実)

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