13番曳山「鯱」の試し曳きに参加した水主町の子どもたち

13番曳山「鯱」の試し曳きに参加した水主町の子どもたち

 今月、保存修復を終えた唐津くんち13番曳山(やま)「鯱(しゃち)」(水主=かこ=町)の試し曳きが25日、唐津市の唐津神社参道や曳山(ひきやま)展示場周辺で行われた。町の関係者たちが路上で鯱を曳き、台座や車輪の状態を入念にチェックした。

 今回の保存修復に合わせて台車の部品の一部を新調した。修復場所の西ノ門館「曳山の蔵」を出発し、南に進んで唐津神社の前の通りへ出た。市役所の北を折り返し点に曳山展示場に戻ると、もう一度、市役所北まで試し曳き。約600メートルにわたって調べた。

 途中からは町の子どもクラブ20人も手伝いに加わり、曳いた。外町小3年の濱穂花さんは「きれいになった鯱を曳くのは楽しかった」と笑顔を見せた。

 曳山展示場では、3番曳山「亀と浦島太郎」の掃除をしていた材木町の曳き子たちと遭遇。「外町四カ町」のよしみから、材木町側から、囃子(はやし)と威勢の良い「エンヤ」の掛け声が自然に湧き起こった。

 水主町の吉冨大悟正取締(52)は「不具合もなく、とりあえずひと安心」と安堵(あんど)の表情。今年の曳山巡行はコロナ禍で中止になっており、「せめて披露曳きができれば」とも述べた。試し曳きを終えた鯱は曳山展示場へ戻った。(成富禎倫)

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