多久聖廟で「腰鼓」を披露した子どもたち。収録した映像は、地元のケーブルテレビで11月上旬に放送される=多久市多久町

多久聖廟近くの広場で「腰鼓」を披露した子どもたち。収録した映像は、地元のケーブルテレビで11月上旬に放送される=多久市多久町

 多久市の義務教育学校・東原庠舎(とうげんしょうしゃ)西渓校の子どもたちが継承している舞踊と太鼓の映像が11月上旬、市内のケーブルテレビ(CATV)で放送される。多久聖廟(せいびょう)の儀式「釈菜(せきさい)」で披露する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止になり、関係者の協力を得て別の日に現地で収録した。先輩から後輩へ、長年受け継いできた伝統を画面を通して披露する。

 孔子像に供え物をささげる春、秋の年2回の儀式に合わせ、7、8年生(中学1、2年)が「釈菜の舞」、5、6年生が腰に着けた太鼓「腰鼓(ようこ)」を演舞している。いずれも中国から学び、腰鼓は1992年から、釈菜の舞は2004年から取り組んでいる。

 今年は見物客の密集を避けるため、2回とも儀式だけが行われることになった。先輩から教わり、練習を重ねる様子を見てきた教職員が「子どもたちに発表の場を」と、聖廟の管理者やCATV局に相談、23日に現地での撮影が実現した。

 例年とは違う環境での披露となったが、子どもたちは「頑張ってきたからやり遂げたい」と元気に舞い、一体感のある音色を響かせた。映像は11月5日から3日間、放送される予定。(谷口大輔)

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