町の特徴を書いた付箋を広用紙に貼り付けていく生徒たち=有田町生涯学習センター

 中高校生が地域の魅力や課題を学んで、「未来計画」を策定する佐賀新聞社の「さが未来発見塾」が24日、有田町生涯学習センターで開塾した。町内の中学生6人が第1回ワークショップで、住民や地元記者から町の実情を聞き、未来計画の発表に向けて議論を繰り広げた。

 有田中2年生4人と、西有田中1年生2人が参加。ワークショップの地元学講座では、佐賀新聞有田支局の記者から、人口減少や主要産業の有田焼と農業の後継者不足など町が抱える課題を聞いた。

 続いて、まちづくりに携わるデザイナーの小松大介さん(45)が、有田焼を女性や若者にPRしようと、飲食や雑貨に絡めたイベントを手掛けたことを紹介。「有田をわくわくする楽しい町にデザインして」とエールを送った。

 講座後の議論では、町の自慢や課題を書いた付箋を広用紙に張り付けて整理。アドバイザーの佐賀大経済学部の戸田順一郎准教授(46)の助言を受けて、未来計画のコンセプトを練った。

 有田中2年の深海日菜多さんは「町の良い点や改善点が新たに分かった。これからの有田町を考えることが楽しみになった」と話していた。今後、取材活動を経て、第2回ワークショップで「未来計画」を策定した後、松尾佳昭町長らに発表、提案する予定。

 「さが未来発見塾」は地域の未来を担う「人づくり」を応援しようと、佐賀新聞社が県内の企業・団体の協賛を受け展開。中高校生を対象に知らなかった地域の魅力や課題を学んでもらい、「未来計画」を策定するプロセスの中で、自らが郷土を担うという自負心(シビックプライド)を醸成することを目的としている。有田町を皮切りに自治体ごとに開催。新型コロナウイルス感染拡大防止のため少人数のワークショップ形式で行う。(古賀真理子)

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