カニを奉納し、感謝をささげた供養祭=太良町竹崎の竹崎観世音寺

竹崎カニの供養祭後、カニを放流する関係者=太良町の竹崎港沖

 太良町大浦の竹崎地区で水揚げされる有明海のワタリガニ「竹崎カニ」の供養行事が20日、竹崎観世音寺で開かれた。地元の旅館9軒でつくる「竹崎かに旅館組合」の経営者や観光関係者ら約25人がカニの霊を慰めた。

 供養祭は45回目。生きたカニを供えて参加者は順番に焼香し、海の恵みに感謝をささげるとともに商売繁盛を祈願した。その後、竹崎漁港から船を出してカニ20キロほどを放流した。

 9旅館は新型コロナの感染防止を考慮し、4月半ばから5月末にかけて一斉休業した。荒川信康組合長は(51)は「再開後、町民の方に多く来てもらった」と感謝し「9月から竹崎カニは豊漁で、頑張れと言われているようだ。改めて竹崎カニのありがたみを感じている」と話した。

 秋の雄ガニは例年にない豊漁で、国の観光支援事業での宿泊利用が多いという。冬になると雌ガニが旬を迎える。(中島幸毅)

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