中庭から見た旧知事公舎=佐賀市中の小路

旧知事公舎として歴代知事が居住していた「中之小路賓館」=佐賀市中の小路

廊下や階段は赤いカーペットが敷かれている=佐賀市中の小路の旧知事公舎

柔らかな光で照らされる旧知事公舎の応接間=佐賀市中の小路

昭和天皇も泊まったとされる旧知事公舎の客間=佐賀市中の小路

 歴代の佐賀県知事が居住し、昭和天皇も宿泊した旧知事公舎(佐賀市中の小路)が「中之小路賓館」として生まれ変わった。明治時代の和洋折衷の趣を残す建物を迎賓や文化的な催しの場として活用し、定期的に一般公開する。初めての一般公開を24、25日に行う。

 旧知事公舎は1891(明治24)年に建てられ、敷地面積2089平方メートル、建物は木造2階建てで延べ床面積430平方メートル。公開される公邸部の各階には、赤いカーペットの洋室と、南側の日本庭園を眺められる和室がある。2階には1961(昭和36)年に昭和天皇、皇后両陛下が宿泊した際に使用したヒノキ風呂もある。

 旧公舎には古川康前知事まで歴代42人の知事が住んだ。耐震など危機管理の観点から、2015年1月就任の山口祥義知事は使用していない。公開に際し、柱や壁、天井を補修した。

 山口知事は23日の定例会見で「県民の皆さまや観光客の方々にも、施設独特の和の雰囲気を感じていただきたい」と述べた。

 一般公開の開館時間は午前9時から午後5時で、11月以降は毎月第2、第4土曜。紅葉シーズンに合わせた花展が11月14~23日にあり、土日祝日は午後8時まで開放して庭園をライトアップする。1人200円の美化協力金(高校生以上)が必要。文化的な催しなどへの貸し出しもできる。問い合わせは県資産活用課、電話0952(25)7017。(円田浩二)

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