男児を保護したとして署長感謝状を受けた「パトランSAGAチーム」の石田一洋さん(右)。隣は代表の吉冨敦思さん=佐賀市の佐賀北署

パトラン中に男児を保護したとして署長感謝状を受けた「パトランSAGAチーム」の石田一洋さん=佐賀市の佐賀北署

 ランニングをしながら地域の安全を見守る「パトロールランニング(パトラン)」中に道路脇に座り込んでいた5歳の男児を保護したとして、「パトランSAGAチーム」に所属する佐賀市東佐賀町の石田一洋さん(70)が21日、佐賀北署から署長感謝状を受けた。

 石田さんは10月12日午後6時ごろ、佐賀市大和町尼寺の多布施川沿いをランニング中、はだしで道路脇に座り込んでいる男児を見つけた。

 普段より長い13キロのコースを走っていて、車の駐車場所まで残り約1キロ地点。あたりは真っ暗になりかけていた。一度は通り過ぎたが気になって引き返し、声をかけると「お母さんが、お兄ちゃんが…」と言いながら泣き出したため、男児を保護。男児の自宅付近まで送り届け、親に引き渡した。男児は家で留守番をしていたが外出し、両親が110番通報して自宅周辺を探していたという。

 「家族に早く届けたいという一心だった」と石田さん。佐賀北署の原田崇署長は「これからも地域の安全安心のため、パトラン活動をよろしくお願いします」と話した。

 石田さんはこれまでに2度住居侵入の被害に遭ったことがあり、「防犯のためにできることはないか」と思っていた時にパトランの存在を知ったという。週2日、懐中電灯を持って5~6キロ走っているといい、「これからも(明かりがない)暗いところや人通りが少ないところを重点的に回れたら」と意欲を語った。

 パトランSAGAチームは今年2月に正式に発足し、メンバーは48人。新型コロナウイルスの影響で休止していた月3回の活動は11月から再開する予定。(松岡蒼大)

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