武雄市出身の古賀シェフが有田・伊万里焼などに盛り付けたフランス料理=東京・京橋

 フランス料理を盛り付けて和食器の魅力をアピールするイベントが20日、東京・京橋で開かれた。有田・伊万里焼の窯元が新作を寄せ、武雄市出身の古賀純二シェフは「食事を盛ることで食器も生き生きとしてくる」と楽しそうに腕を振るった。

 京橋のキッチンスタジオで開かれたイベントは、母親が杵島郡大町町出身という空間コーディネーターの佐藤由美子さんが窯元に呼び掛けて実現。古賀さんは京橋のフレンチレストラン「シェ・イノ」の料理長で、伊万里市の畑萬陶苑、有田町の李荘窯、佐世保市の平戸松山窯がこの日のために新作を用意した。

 鍋島の伝統を継ぐ畑萬陶苑は、プラチナ彩など伝統様式とは異なる配色の高台皿を作成した。古賀さんは「美しい絵柄そのものを見てほしい」とコンソメに金粉を散らして一皿とした。李荘窯は染付の牡丹唐草(ぼたんからくさ)文様の皿を作った。古賀さんは「佐賀の実家から送られてきた栗です。染付の青と栗色の相性がいいですね」とモンブランを盛り付けた。

 主催した佐藤さんは「現在、新型コロナで伝統産業も大変な思いをしている。フレンチとの組み合わせで、和食器の魅力や可能性を感じてもらえたら」と話す。(山口貴由)

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