粉引きの深皿を手に来場を呼び掛ける金子晃久さん=武雄市武内町の金子窯

 叩き技法を受け継ぐ武雄市武内町の金子窯で24、25の両日、「秋の窯開き展」が開かれる。金子晃久(てるひさ)さん(56)が、唐津系の食器など約300点を並べる。

 新型コロナウイルスのため春は中止したため、1年ぶりの窯開きになる。朝鮮唐津や絵唐津、粉引きなどの茶わんや湯飲み、コーヒーカップなどが並ぶ。療養中の父・認さん(83)の叩き技法のつぼも並ぶ。

 「コロナで家で食事をする機会が増えているため、今回はいろんな食器を考えてみた」と晃久さん。約25センチの粉引きの皿は深めにつくるなど、趣向を凝らした。

 窯の花器を用いて同市朝日町の華道家百武志穂さんが花木を生け、彩りを添える。恒例の豚汁の振る舞いは、コロナのため持ち帰りできる赤飯に変える。晃久さんは「秋の風景と焼き物を楽しんでもらえれば」と話す。問い合わせは同窯、電話0954(27)2307。(小野靖久)

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