「シギの恩返し米」について学んだ後、おいしくほおばる児童ら=佐賀市の東与賀小学校

プロジェクトやお米ができるまでの講話を聞きながら、収穫したての新米を食べる児童ら=佐賀市の東与賀小学校

 佐賀市東与賀町のラムサール条約登録湿地そばの水田で環境保全・循環型農業の実証実験を行う「シギの恩返し米プロジェクト推進協議会」は19日、東与賀小(佐賀市、463人)の給食に「シギの恩返し米」を提供した。児童らは、このブランド米ができるまでの講話をオンラインで聞いた上で、収穫したての新米一粒一粒のおいしさをかみしめた。

 地元の子どもたちにプロジェクトを知ってもらい、お米を食べる文化を大切にする心を育もうと協議会が企画。10月から毎月、町内で育った米約180キロ(1週間分)を提供する。講話では、内田武士会長(67)が生物を守りながら栽培していることなどを話し、「一生懸命作ります。おいしいご飯をたくさん食べてね」と呼びかけた。

 4年生の渡部花音さんは「かむと、もちもちで甘みがあっておいしい」、吉村心太朗君は「おかわりするほどおいしい」と話した。

 プロジェクトは2017年から、減農薬、減化学肥料の特別栽培米「夢しずく」を基に、地元農家や市、県、農協、佐賀大などが連携して取り組んでおり、21年度までに栽培マニュアルを作り正式販売を目指す。

 今年の収穫は、台風などの影響で目標にやや届かない約8トン。内田会長は「収穫量は例年に比べ減少したが、おいしい米ができた」と話した。新米は今月初旬からさがレトロ館(佐賀市)などで試験販売しているほか、20日に開館した東よか干潟ビジターセンター「ひがさす」でも扱う。(志波知佳)

このエントリーをはてなブックマークに追加