JR九州の観光列車「36ぷらす3」が運行し、旗を振って歓迎する園児たち=佐賀市のJR佐賀駅

ガイドの案内で古い町並みの散策を楽しんだ乗客ら=鹿島市浜町の肥前浜宿

 JR九州の新しい観光列車「36ぷらす3」が19日、佐賀県内で初めて運行した。車両を一目見ようと駅には大勢の人が駆けつけ、旗を振って歓迎した。鹿島市の肥前浜駅では約50分停車し、降り立った乗客らは古い町並みを散策したり、土産品を買ったりして“走る九州”の旅を満喫していた。

 博多発長崎行きの「36ぷらす3」は午後0時7分、佐賀駅に姿を現した。約10分の停車時間にもかかわらず、多くの沿線住民がホームに集まった。「ようこそ」と横断幕を掲げて歓迎し、親子連れで記念撮影する姿があった。佐賀市の後藤千怜さん(32)は乗り物好きな春樹ちゃん(2)と訪れ「子どもと一緒にいつか乗ってみたい」と話した。

 午後1時過ぎには、肥前浜駅に到着した。乗客ら約90人が降り立つと、地元の園児らが旗を振ってお出迎え。「肥前浜宿水とまちなみの会」を中心に、地酒の試飲や土産品の販売でもてなし、風情ある歴史的な町並みを案内した。

 ガイドをした池田章さん(72)は「コロナの影響で団体客が来られなくなっていたので、こんなににぎわったのは久しぶり。これから観光列車とともに、多くの人に来てもらいたい」と期待を込めた。

 博多-長崎は毎週月曜日に運行する。(中島幸毅、中島佑子)

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