鍋島藩窯秋まつりをPRする伊万里鍋島焼協同組合の畑石眞二代表理事=伊万里市役所

岡山市へ贈る「色鍋島三柑文瓶子」

 伊万里市の大川内山で11月1~5日、「鍋島藩窯秋まつり」が開かれる。鍋島焼の伝統を受け継ぐ窯元の作品を普段より安く販売。年2回の貴重な機会で、主催する伊万里鍋島焼協同組合は「春の祭りが新型コロナウイルスの影響で中止だったので、掘り出し物がたくさん見つかります」とPRする。

 30の窯元が参加し、日用食器は2~3割引き、B級品は半額程度で販売する。B級品が多数店頭に出るのは春と秋の祭り期間だけで、それを目当てに来る人も多いという。各窯元の秋の新作も並ぶ。

 期間中は例年1万5千~2万人が訪れるが、今年はコロナ禍で春の祭りは中止になった。組合によると、1~8月に大川内山を訪れた観光客は前年比75%減の約3万人にとどまり、窯元の売り上げも落ちて苦境に立たされている。このため、秋の祭りは十分な感染防止策を取って実施することにした。

 1日は午後1時から伊万里鍋島焼会館前で、伊万里焼とお菓子のセット(6千円相当)を3千円で限定50個販売する。これまで祭り中は駐車料金500円を徴収していたが、今回は無料にした。

 また、伊万里・有田焼伝統産業会館では、組合が現代の献上品として制作した「色鍋島三柑文瓶子(さんかんもんへいし)」(高さ37センチ、最大幅22・5センチ)を展示する。献上品は毎年、江戸時代に倣って城のある自治体などに贈っており、2点を制作して1点を今月19日に岡山市に届けた。(青木宏文)

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